日時: 2012年7月14日(土) 13:30〜17:30(13時開場)
場所: 関西学院大学 丸の内キャンパス (東京駅日本橋サピアタワー10階)
共催: 日本災害復興学会
演題: 『東日本大震災と高台移転』
趣旨:
東日本大震災の被災地では、沿岸部からの高台移転計画が徐々に発表されつつある。高台移転を促進するため、東日本大震災に関連する防災集団移転促進事業では、市町村負担をなくし、事業費全体の上限を撤廃する等の法改正がなされた。しかしながら、対象となる集落の数が各市町村で数千から1万戸以上に上るなどこれまでの災害に比べ桁違いに多い今回の被災地では、住民間の合意形成や市町村での計画策定の段階において専門家の数が全く足りておらず、集落によって進捗状況に大きな差が生じているといった問題も指摘されている。そもそも、漁業を主な営みとしてきた沿岸部の集落にとって、高台移転は単に住処を移すものではなく生業に関する問題でもあり、今後も多くの集落が対立や重大な決断の局面に立たされるものと考えられる。
今回の連続公開セミナーでは、国交省、大学、民間という様々な立場から防災集団移転促進事業に携わる方々をお招きし、被災地全体での現況と、現場の具体的な課題、今後の見通しについて学ぶ。
≪プログラム≫
・13:00〜13:30 (開場)
・13:30〜13:40 挨拶
・13:40〜14:20 「東日本大震災における高台移転事業の概況について」
鎌田 秀一氏(国土交通省都市局市街地整備課拠点整備事業推進官)
・14:20〜14:30 (休憩)
・14:30〜15:10 「気仙沼本吉地区における集団移転の実際」
澤野 眞一氏 (建築家 株式会社澤野建築研究所)
宇野 健一氏(都市計画プランナー 有限会社アトリエU都市・地域空間計画室)
白鳥 孝太氏(シャンティ国際ボランティア会 気仙沼担当)
・15:10〜15:20 (休憩)
・15:20〜16:00 「高台移転とその課題」
姥浦 道生氏 (東北大学大学院 工学研究科都市・建築学専攻 准教授)
・16:00〜17:00 パネルディスカッション・質疑応答等
参加定員: 70名 (入場無料)
申込方法: 参加ご希望の方は
・氏名
・連絡先(Emailアドレス又は電話番号)
・所属機関
・研究会開催日:7月14日(土)
・研究名:第3回公開セミナー
を明記の上、下記アドレス宛にメールにてお申込下さい。
参加申込用アドレス: [email protected]
※お申込時点で、既に受付が終了していた場合は、その旨折り返しご連絡させていただきます。
(受付完了のご連絡はいたしません)
※入館には事前登録が必要です。
当日は会場受付にて申請したお名前をお伝えください。 入館カードをお渡しいたします。