日時: 2012年5月20日(日) 13:30〜17:30(13時開場)
場所: 関西学院大学 丸の内キャンパス (東京駅日本橋サピアタワー10階)
共催: 日本災害復興学会
演題: 『東日本大震災と震災遺児』
趣旨:
東日本大震災の遺児をケアするための施設「東北レインボーハウス(仮称)」の設立を目指し、遺児支援・奨学団体「あしなが育英会」が各地で募金活動をはじめています。育英会が把握している東日本大震災で両親、あるいは片親を亡くした遺児は約2000人にものぼります。育英会ではすでに昨年4月11日、仙台市に東北事務所を開設。阪神・淡路大震災後 神戸市に設立した「神戸レインボーハウス」のような施設を、仙台市と岩手〜福島県までの沿岸4カ所 計5カ所に建設し、遺児らの心のケア活動を長期にわたって展開していく計画です。
今回は、遺児や保護者、特に父子家庭の現状をお聞きするとともに、レインボーハウスの建設計画を中心に震災遺児支援に向けての課題等もお話いただく予定です。
≪プログラム≫
・13:00〜13:30 (開場)
・13:30〜13:35 挨拶
・13:35〜14:15 林田吉司氏(あしなが育英会 東北事務所 所長
)
「あしなが育英会東北事務所の1年間の報告、@遺児発見 Aレインボーハウス建
設進捗状況被災地での遺児家庭の子や保護者との出会いなど
」
・14:15〜14:55 三宅美奈子氏(あしなが育英会 東北事務所 係長)
「17年前の阪神大震災遺児から百草のレインボーハウスや東北事務所に至るまで
の歴史(海外での活動)と実績各レインボーハウスで出会った遺児、プログラムの内
容や具体的な遺児とのやり取り等
」
・14:55〜15:05 (休憩)
・15:05〜15:45 村上吉宣氏(宮城県父子の会 代表)
「父子の会の現状と報告、今日まで活動してきた具体例」
・15:45〜16:25 高橋聡美氏(つくば国際大学 精神看護学 教授
)
「『仙台グリーフケア研究会』であしなが育英会とともに遺児他喪失体験のある子や
保護者を対象に実施してきたグリーフケアの取り組み、今後の展開・課題等
」
・16:25〜16:35 (休憩)
・16:35〜17:30 パネルディスカッション・質疑応答等