山中茂樹 「復興報道に求められる上滑りせぬ地道な検証」
2011/6/6
復興報道に求められる上滑りせぬ地道な検証
阪神・淡路大震災(1995年1月)は、行政のみならず、メディアにも幾多の教訓といまだ決着のつかない論点を残した。「被害報道なのか、安心報道なのか」「点の報道か、面の報道か」「告発報道か、提案報道か」、さらにはヘリコプター取材とサイレントタイムの調整、被災地の内と外との温度差報道、被災した行政へのメディアスクラムともいえる集中取材など、積み残された、さまざまな課題を次の大災害までに解決するか、もしくは決着のつかない争点ルール化という一定の枠組みの中に封じ込めるかの作業が急がれてきた。。。。
≪月刊Journalism 2011年6月 no.253 掲載≫
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